愛犬との毎日はかけがえのない幸せ。でも、なでたり抱っこしたり、何気ないスキンシップの中に「犬から人にうつる病気」が潜んでいること、知っていますか?こうした感染症は「ズーノーシス」と呼ばれ、特別なことではありません。大切なのは、怖がることではなく、正しく知ること。今回は、犬と人がもっと安心して暮らせるように、知っておきたい共通感染症とその予防についてやさしく解説します。
目次:
人獣共通感染症とは?
人獣共通感染症(ズーノーシス)とは、動物と人のあいだでうつる病気のことです。特に犬は私たちと近い存在だからこそ、知らないうちに感染のリスクにふれていることもあるんです。
感染のきっかけは、犬のよだれや尿・便、皮膚とのふれあいなど、日常のちょっとした場面にあります。例えば、顔をなめられたり、傷口に触れたり。健康な人なら問題ないことが多いですが、小さな子どもや高齢者、免疫力が落ちている人は注意が必要です。
代表的な感染症
レプトスピラ症:水辺のリスクと症状
夏の川辺や水たまりには、レプトスピラ症のリスクがあります。これは犬やネズミの尿に含まれる細菌が水や土を汚染し、そこに触れることで感染する病気です。人にも感染し、発熱や筋肉痛、重症化すると腎障害を起こすこともあります。犬は無症状でも菌を排出するため注意が必要です。日常の散歩でも水たまりには近づけず、ワクチン接種を心がけましょう。(出典:日本獣医師会「レプトスピラ症」)
パスツレラ症:日常的な接触の危険性
犬とのスキンシップの中で一番多いのが顔をなめられること。実はその唾液の中に「パスツレラ菌」が潜んでいることがあります。普段は問題ないのですが、傷がある肌や、免疫が落ちているときは注意が必要。感染すると、腫れや痛み、発熱を起こすことがあります。犬とのふれあいは幸せな時間。でも、顔まわりをなめられるのは少しだけ控えるのも、家族みんなの健康のためになります。
皮膚糸状菌症:見落としがちな感染経路
一見健康そうな犬でも、皮膚にカビの一種「真菌」がついていることがあります。これが皮膚糸状菌症です。東京都健康安全研究センターの記事によりますと、円形の脱毛や赤い発疹が出て、かゆみも伴います。人にも同じような症状が出るため、知らずにうつることも。特に子どもが犬と一緒に寝ている場合などは、感染に気づきにくいこともあります。こまめなブラッシングと、気になる皮膚トラブルがあればすぐに獣医さんに相談しましょう。
寄生虫感染:内部寄生虫の脅威
犬の内部に潜む寄生虫も、人にうつることがあります。回虫や鉤虫などは、犬の糞便や毛についた卵から感染します。とくに公園や庭など、土にふれる機会の多い子どもは要注意。人が感染すると、腹痛や下痢のほか、まれに目や内臓に影響を及ぼすことも。散歩中に拾い食いをさせない、ウンチはすぐに片づける、手をよく洗う——基本的なことが、しっかりした予防になります。
狂犬病:絶滅宣言後の最新事情
「日本には狂犬病がないから大丈夫」と思っていませんか?確かに国内では1950年代から発生はありませんが、アジアなど海外では今も存在します。旅行中に咬まれた犬に感染して帰国、というケースもゼロではありません。万が一に備えて、年1回の狂犬病ワクチンは法律でも義務づけられています。海外から犬を迎えるときや、旅行時の情報にも気を配りましょう。(出典:国立感染症研究所「狂犬病とは」)
予防のための3本柱
定期的な健康管理
愛犬の健康を守るうえで、もっとも基本でありながら大切なのが「定期的な健康管理」。特にレプトスピラ症のような感染症は、ワクチンで予防できるものも多く、獣医師と相談して接種スケジュールをしっかり守ることが重要。普段から健康診断を受けることで、病気の早期発見にもつながります。たとえ元気そうに見えても、「予防」はすべてのケアの第一歩。病気になってからではなく、ならないための準備をしっかり整えておきたいですね。
家庭でできる衛生管理テクニック
外で元気いっぱい遊んできたあとは、家でのケアもお忘れなく。散歩のあとは足をしっかり洗う、水遊びをした日は体全体を軽く洗ってあげるなど、ちょっとした習慣が感染リスクをぐっと下げてくれます。足ふきタオルや除菌シートを玄関に用意しておくと、毎日のケアがグッと楽になります。
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感染リスクが高いシーン別対策
公園や川沿い、キャンプ場など、自然の多い場所に出かけるときは、感染症のリスクも少し高くなります。特に雨上がりの水たまりや湿った草地は、レプトスピラ菌が潜んでいることも。そうした場所では、犬が直接水に入らないように気をつけたり、長時間の滞在を避けたりするなど、ちょっとした工夫でリスクを減らせます。帰宅後には身体のチェックとシャワー、できれば衣類やリードなども軽く洗っておくのも安心。お出かけを楽しむには、リスクを知って「ちょっと気をつける」ことがカギになるでしょう。
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