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コーギーの魅力と飼い方の基本:性格やお手入れのポイントを徹底解説

Dec 25,2024 | Kinnji

「コーギー」と聞いてまず思い浮かぶのは、あの愛らしいお尻と短い足!まるで小さなモフモフの妖精が地面を駆け回っているかのようです。しかし、このキュートさの裏には、意外と奥深い性格と飼育のコツが隠されています。この記事では、コーギーの魅力に迫りつつ、飼い主として知っておきたい基本情報を徹底解説します。

コーギーの歴史とルーツ

短い足と愛らしい姿で人気のコーギー。そのルーツをたどると、実は深い歴史が隠れています。コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類があり、どちらもイギリス・ウェールズ地方が発祥の地ですが、それぞれ異なる歴史を持っています。

カーディガンの起源

 

カーディガンの歴史は紀元前1200年にさかのぼり、ケルト民族がウェールズに移住した際、牧羊犬として活躍していた犬がカーディガンの祖先とされています。この犬たちは長い尾が特徴で、カーディガンシャー地方にちなんで名前が付けられました。

ペンブロークの伝説

 

一方、ペンブロークの歴史は12世紀から始まり、ベルギーから来たフラマン人の織物職人が連れてきた犬がペンブロークの祖先です。農場で働くために尾を短くしていたこの犬たちは、番犬や牧羊犬として非常に重宝されました。ペンブロークは、後にイギリス王室の愛犬としても有名になり、特にエリザベス2世女王が愛したことで世界中にその名が広まりました。

日本での人気

 

日本でも、コーギーはその活発な性格と可愛らしい外見で大人気です。短い足で走り回る姿は、見ているだけで癒されます。コーギーの魅力は、ただの可愛い犬にとどまらず、長い歴史と王室とのつながりがあるからこそ、さらに深い愛情を感じさせてくれるのです。

コーギーの体高・体重・平均寿命

コーギーはその愛らしい姿と活発な性格で、多くの人々に親しまれています。日本におけるコーギーの平均体高は約25〜30cm、平均体重はオスが10〜12kg、メスが9〜11kg。見た目は小柄ながら、元気いっぱいに駆け回る姿がとっても魅力的です。まるで、小さなボールのように動き回るコーギーは、どんな空間でも目を引きます。

また、コーギーの平均寿命は12〜13年で、適切なケアと環境さえ整えば、長生きしてくれます。コーギーとの時間を楽しむためには、愛情たっぷりのケアが大事!健康管理をしっかりして、コーギーと一緒に長く楽しい時間を過ごしましょう。

とはいえ、近年、日本でのコーギーの飼育数はちょっと減少気味です。2022年の登録数は20年前の約15%にまで減ってしまいました。その理由は、マンションや集合住宅での飼育許可が難しいことや、小さな子供や力に自信がない方には少し扱いにくいという点があるからです。コーギーは元気で活発な性格が特徴で、十分な運動や注意が必要です。エネルギーをうまく発散させるための環境作りが大事ですね。

それでも、コーギーの魅力は色あせません!彼らの歴史や特徴を知ることで、もっと深い愛情を注げるようになり、コーギーとの絆もさらに強くなること間違いなしです。

コーギーの性格の特徴

コーギーはその短い足と愛らしい見た目に反して、性格は驚くほど勇敢で頼もしい一面を持っています。牧羊犬としての歴史が長いため、アクティブで独立心が強く、まるで「自分でなんとかする!」と言わんばかりの頼もしさを感じさせます。その活発な性格は、家の中でも外でも止まることを知りません。おもちゃを追いかけて走り回る姿を見れば、誰もがそのエネルギッシュさに驚くことでしょう。

また、コーギーは非常に賢く、トレーニングの吸収が早いのも魅力です。ただし、この賢さが時には飼い主泣かせになることも。何か気に入らないことがあれば、敏感に察知して吠えたりすることもあります。そのため、しっかりとしたトレーニングとコミュニケーションが重要です。コーギーはフレンドリーな性格で人懐っこい反面、環境や状況によっては慎重な一面も見せることがあります。たとえば、大きな音やトラックなどの機械に対しても物怖じしない勇敢さを見せる一方で、不慣れな環境では少し恐怖心を感じることも。

それでも、コーギーの性格は攻撃性が少なく、しっかりと社会性を育てれば非社会的な恐怖も克服できます。適切なトレーニングや環境適応をサポートすることで、コーギーは本来のフレンドリーで元気いっぱいの性格を発揮します。何よりも、そのエネルギーと愛嬌に満ちた性格が、家族に笑顔をもたらしてくれることは間違いありません!

コーギーを飼うのに向いている人

Pembroke Welsh Corgiコーギーは、元気いっぱいで活発な性格が特徴です。そのため、飼い主も一緒にアクティブに過ごせる人がぴったり!運動や遊びが大好きなコーギーにとって、アウトドア派の飼い主は理想的です。一緒に公園で走り回ったり、山登りや海辺の散歩を楽しんだりする時間は、コーギーにとっても飼い主にとっても最高のひとときになるでしょう。

ただし、活発な生活だけではなく、しっかりとしたしつけやコミュニケーションも欠かせません。コーギーは賢い反面、甘やかしすぎると「わがまま王子(またはお姫様)」になりがちです。いい関係を築くためには、飼い主がリーダーシップを発揮し、ルールをきちんと教えることが重要です。

また、コーギーを飼うには「お手入れが苦じゃない人」という条件も意外と大切。特に換毛期には抜け毛が大量発生!部屋中に舞い散る毛との闘いを楽しめるくらいの心の余裕が必要です。定期的なブラッシングや掃除が苦にならない人であれば、コーギーとの生活を快適に過ごせるでしょう。効果的なペット毛ブラシを使うと、抜け毛の管理がぐっと楽になります。

そして何よりも、コーギーとの時間を大切にできる人が最も向いています。遊びや運動を通じてたくさんのコミュニケーションをとり、心の距離を近づけていけば、コーギーは間違いなく最高のパートナーになってくれるはずです!

コーギーがかかりやすい病気と予防法

とはいえ、コーギーの魅力的な外見には、健康面で注意が必要な側面も隠れています。特に短足胴長という独特の体型は、腰や膝に負担がかかりやすく、変性性脊髄症や椎間板ヘルニア、股関節形成不全といったトラブルのリスクを高めることがあります。初期症状として、後肢のふらつきやナックリング(足を引きずるような歩き方)が見られたら、すぐに獣医師に相談しましょう。お尻を振って歩く姿がいつも以上に目立つ場合も要注意です!

では、どうすれば予防できるのでしょうか?まずは環境整備が鍵!フローリングなど滑りやすい床では、コーギーの関節に大きな負担がかかります。カーペットや滑り止めマットを敷いて、足腰をサポートしてあげましょう。また、階段の上り下りや無理なジャンプは避けるべき。特にソファやベッドの上り下りには注意が必要です。ジャンプ台やステップを設置すれば、安全に過ごせます。

さらに、肥満も大敵。胴長のコーギーにとって、余分な体重は腰や膝に過剰な負担をかけます。適度な運動とバランスの取れた食事で健康体を維持しましょう。

加えて、目の病気にも気をつけたいところです。コーギーは白内障や進行性網膜萎縮症といった目のトラブルにかかりやすい傾向があります。目の濁りや視力の低下が見られる場合も、早めの診断と治療が重要です。

愛らしいコーギーとの生活を長く楽しむためには、適切なケアと環境作りが欠かせません。病気の予防はもちろんですが、日々の観察で「ちょっといつもと違うな」と感じたら、それが一番の早期発見につながります。

まとめ

コーギーとの暮らしは、まるで家に小さなエンターテイナーがいるようなもの。元気で賢くて、時にいたずらで、でもどこまでも愛らしい存在です。この魅力的なパートナーと過ごす素敵な日々を、ぜひ大切にしてください。